☆の日記

食べ物、健康、釣りなど、自分の興味があることを中心に書いていきます。

食べ物の話【12】 松阪「いとうや」

松阪といえば、焼肉。でも、焼肉屋さんはたくさんあるし、どのお店に行けばいいんだろう、ってなるよね。

松阪牛を食べたいなら、「宮本屋」さんか「一升びん」さんに行けばいいと思う。東京じゃありえないリーズナブルなお値段でサシがガッツリ入ったお肉が食べられる。

でも、松阪の焼肉の真骨頂は、松阪牛をメインに据えていない大衆的なお店にあると思う。

中でも推したいのが、松阪駅東口を出てすぐのところにある「いとうや」さん。

ご覧の通り、観光客がふらっと立ち入るような雰囲気の外観ではない。自分は3年前に仕事の関係で地元の人に「ここはうまいぞ」って連れて行ってもらったのが初めてだったんだけど、それがなければ絶対に行く機会はなかっただろうな。笑

でも、「松阪市民に愛される焼肉屋」って時点で、もうおいしいことは確定な気がするよね。なんとなく。

メニューはこれだけ。至ってシンプル。今回はタン、カルビ、ロース、上ミノ、ホホ肉、ハツ、ホルモン、キムチを注文。キャベツは無料でついてくる。

注文すると、おばちゃんが続々と運んできてくれる。2人前でこの量。後で気づいたんだけど、メニュー表のお肉の価格はすべて2人前分だった。激安!

ホルモン類は、松阪ならではの味噌だれで味付けされている。このたれの旨味が絶妙なんですわ。新たにたれをつけたり、レモンや七味をかけたりする必要は一切なし。ほどよいしょっぱさのおかげで、酒があっという間に消えていく。。。七輪から火柱を上げながら、炭火で焼くホルモンがまたうまいんだなこれが。

で、ここの酒でぜひ頼んでほしいのが、焼酎の梅割り。キンミヤ?と思われる焼酎を、梅味のシロップで割るというスタイル。つまり、全く割れていない。ストレートの焼酎に梅味を足しただけ。笑 東京でも、大衆居酒屋で飲める場合もあるらしいね。ガツンと来そうなイメージだけど、梅シロップのおかげか雑味がなくなってて、スイスイ飲めてしまう。これはよくない。

お肉と生ビール、チューハイ、梅割りを1杯ずつ頼んで、2人で計7,000円いかなかった。驚きのコスパで松阪の大衆的な焼肉を堪能できた。

松阪は豚や鶏の焼肉も有名で、地元の人はむしろそっちを好むとも聞いたことがある。そういえば『孤独のグルメ』でも、五郎さんが鶏焼肉のお店に行ってたね。もし次回松阪に行く機会があったら、牛以外の肉を焼きたい。