☆の日記

食べ物、健康、釣りなど、自分の興味があることを中心に書いていきます。

食べ物の話【10】 日間賀島「松鶴」

今年のゴールデンウイークは、三重と愛知を旅行した。三重は伊勢志摩観光がメイン。愛知は日間賀島に行ってきた。

日間賀島知多半島の先にある離島。名古屋から名鉄に乗って終点の河和(こうわ)駅で降りて、駅の近くにある河和港からフェリーに乗って40分、もしくは地域のコミュニティバスに40分乗って師崎(もろざき)港まで移動して、そこからフェリーで10分。いずれにせよ、名古屋からは約2時間かかる。

この島は数年前に『孤独のグルメ』のドラマに出たことで結構話題になった。自分が存在を知ったのもそれがきっかけ。ドラマでやっていた通りタコが特産品ということで、ランチにタコ料理を食べつつ、島を自転車で周ったりたり釣りをしたり(自転車や釣り竿は港の近くでレンタル可)して過ごそうと思い、行ってみた。

島の西港に着いたのは11時前頃。もうこの時点でかなりの観光客が押し寄せていた。港の目の前にあるレンタルサイクルの店には長蛇の列ができていて、店主のおじさんももはや接客どころではなさそうなぐらい慌ただしそうだった。徒歩でも島の西端から東端まで20分ぐらいで行けるということだったので、歩くことにした。

西港から海岸線に沿って5分ぐらい歩くと、10人ほどの行列ができているお店があった。民宿「松鶴」さん。朝晩は民宿として、昼は定食屋として営業しているとのこと。港の前にあった『孤独のグルメ』に出ていた飲食店は、開店前なのにそれ以上の行列ができていたし、のんびりしていると店に入ってからご飯にありつくまで2時間ぐらいかかりそうな勢いだったので、潔くここに入ることに決定。

生・釜揚げ・佃煮しらすの3色丼みたいなものがあってそれもおいしそうだったんだけど、それって江ノ島でも食えるのでは…と思ってしまったので、当初予定していた通り、「たこづくし定食」を注文。

タコぶつ、タコわさ、タコの唐揚げ、タコめしと、まさにタコづくし。しかもこのボリュームで税込み1,300円。安い! その他にブリ、タイ、平貝の刺し盛りと大アサリも頼んだ。これもうまかった。

タコは新鮮なだけあってプリプリとしていて、噛めば噛むほど味が出てきた。とくにタコめしに入っていたタコなんてずっと噛んでいたいぐらいだった。

ここではひとまず食べるだけにして、島の東港の近くにある孤独のグルメに出てきたお店でタコ串を食べながらビールを…と考えていたけど、結局店を出てから釣りをしていたら15時ぐらいになっていて、タコ串のお店は営業を終えてしまっていた。残念。

まあ、代わりに買ったサイダーがおいしかったので、よしとしよう。

ちなみにレンタルの釣り竿は6mぐらいの延べ竿で、2号ぐらいの中通しオモリの1m先ぐらいに一本針、という仕掛けつき。エサ(アオイソメ)代込みで1,100円で、時間は無制限。釣れた魚を捌いてくれるサービスはないので、クーラーボックスなどを持ち込んでいない限りはリリースが基本。

港の堤防には岩が敷き詰められていたので、長尺の延べ竿なのに穴釣りという不思議な釣り方に挑戦。すると、わりと簡単にカサゴメバルが釣れて楽しかった。とくにカサゴなんて20cmぐらいあるやつが釣れたし、持ち帰って食べたいぐらいだった。もったいないことしたな。

そんな感じで、のんびりと過ごしていたらあっという間に時間が過ぎていく楽しい島だった。