食べ物の話【19】 自家製アジの干物
先日40cm級のアジを数匹釣った時、うち1匹を干物にしてみることにした。
でも、干物作り用のネットなんて持ってないし、そもそも東京の交通量が多いところで野ざらしにした魚を口にするのはちょっと…。
ということで、YouTubeでよく見かける、冷蔵庫を使った方法を試してみた。
開いたアジを、ラップをしない状態で冷蔵庫に入れて、冷蔵庫の冷気に2日間ほど当てるとできあがるらしい。
まず、7%くらいの塩水に50分くらいアジを漬け込む。
あとは、半日ごとに表裏をひっくり返す。
1枚目(身が表)が半日、2枚目(皮が表)が1日、3枚目(身が表)が1日半経過した状態。身の水分がどんどん抜けているのがわかる。
そもそも、アジを生身のまま冷蔵庫に入れて、臭くならないのか?と心配になったけど、結果的に全く気にならなかった。新鮮なアジをちゃんと捌くと、においはしないらしい。
そして、丸2日冷蔵庫に入れた身をグリルで焼いたものがこちら。
自分で言うのもアレだが、すごい。マジでお店で出てくる干物だ。
味も申し分ない。港町でアジの干物を頼んだらこんなやつが出てきそうだな、と思うくらいのクオリティだった。
魚の旨みも凝縮されるので、今後もやってみる価値はアリだな。